レースがジュエリーになるまでの物語
アンティークレース
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ダンテルダンテルのジュエリーは、フランスのアンティークレースを蒐集するコレクターから19世紀後半~20世紀中旬に作られたレースを買い付け、素材として使用しています。
レースをジュエリーに昇華するため、レースをカット、丸カン付け、厚みを持たす工夫など施し、ジュエリーの形に整えて型を制作します。
型をシルバーに置き換える作業はキャスト業者に委託します。
キャスト(レースからシルバーへ)
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キャストとは金属加工方法のひとつ。
レースで作った型を筒状の枠で覆い、石膏を流し入れて固め、高温で熱して型を燃やし尽くすと石膏内に空洞が出来ます。その空洞に溶かしたシルバーを流し入れ、固まったら石膏を壊して取り出します。
その都度石膏型を壊して製作するため、希少なアンティークレースでもその型の使用は一度限り。それゆえ同じレースでも全く同じにはなりません。
写真はキャストから戻ってきたばかりのジュエリーの卵たち。キャスト中に形が変形したり、型にシルバーを注ぎ込むための入口=湯口がついているため、綺麗に整えてジュエリーにしていきます。
湯口取り、ロウ付け、研磨
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湯口をやすりなどの工具を使い、デザイン表面部分ギリギリまで削り、滑らかに整える作業を行います。
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ピアスポストやブローチ金具、パールの芯立てなど、母体に溶接が必要な作品は「ロウ付け」と言われるガスの火を使用する接合の作業を行います。
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レースの糸目を消さないよう注意しながら仕上げ磨きを行います。
パールや石が付いていないシンプルなジュエリーは綺麗に洗浄したら完成です。